【新潟県の"かしわざき"へ移住しました】#6 新潟県の良い所や歴史(美味しいお米について)

ー美味しいお米についてー

 

こんにちは!kashilog(かしログ)です。

2020年の秋に都市圏からかしわざきに移住しました。

 

僕のブログでは、地方移住や新潟・かしわざきについて投稿しています。

↓前回は、かしわざきの名所「松雲山荘」の歴史についてでした。

kashilog.hatenablog.com

ブログを書きながら、どんな経緯で美しい庭園が造られたのか知ることができ勉強になりました。

 

今回は新潟県の美味しいお米」についてです!

かしわざきに引っ越してきて、居酒屋さん・定食屋さんなど至る所で美味しいごはん(白米)に巡り合いました。味や甘みをハッキリと感じられます。

 僕のかしわざきに来る前の新潟県のイメージは米!でしたが、そう思っている方がほとんどではないでしょうか?

 

ということで、なぜ新潟県のお米が美味しいのか調べてみました。(お腹が空いてきました・・)  

※お米の素人が調べた内容なので、誤りがあれば教えていたたげますと幸いです🙇‍♂️

 

新潟県のお米の生産量

まず、どれくらい新潟県でお米が作られているか見てみましょう。↓は平成30年の都道府県別お米の生産量ランキングです。

f:id:kashilog:20201130232416p:plain

新潟県のお米の生産量ランキング 

https://www.pref.niigata.lg.jp/uploaded/attachment/140929.pdf

作付面積1位!収穫量1位!産出額1位と3冠です。すごい!作付面積が118,200haとありますが、いかほどか・・・

日本で一番面積が小さい香川県が約190,000haなので香川県の半分以上の広さの土地をお米に使っているのです。恐ろしやです。

 

新潟県のお米の美味しさの理由

では、本題の美味しさを探っていきましょう。

僕の調査の結果、「豊富な水と肥沃な大地」「適度な寒暖差」「お米作りかける想い」の3つではないかと思っております。(他にもあればぜひ教えてください🙆)

 

ー豊富な水と肥沃な大地ー

新潟県信濃川を始めとする河川・県全体に及ぶ越後山脈が特徴です。

これらがお米の生育に良い影響を与えています。

 

f:id:kashilog:20201202232424p:plain

新潟県の川と山

信濃川は小学生の時、地理の授業で習いましたね。日本で一番長い川です。

お隣の長野県から新潟を突っ切り日本海まで、約370kmもの長さがあります。長すぎる、、

信濃川以外にも、多くの河川が存在します。田んぼには、大量の水が必要なので大活躍です。(ちなみに信濃川阿賀野川は流水量が日本1位と2位だそうです!)

また、川が山の栄養を運んでくることもお米の生育に良い影響を与えています。

 

ー適度な寒暖差ー

お米の味に重要な栄養は何かご存知でしょうか?

"でんぷん"です。ご飯を噛めば噛むほど甘みが出てきた経験がある人がいると思います。これは口の中の唾液がでんぷんを甘み成分に変えているからなんです。

(僕はこの事実を大学の講義で知り、講義後の昼食で試しました笑)

f:id:kashilog:20201203000122p:plain

お米の成分 ざっくりです

 

この美味しさの源であるでんぷんは、寒暖差に大きく影響を受けるそうです。

昼間、太陽の光をたくさん浴びて、光合成を行いデンプンを蓄えます。しかし、蓄えたデンプンは日が落ちて太陽の光を浴びていない時にエネルギーとして消費してしまうのです。

夜間、気温が下がる新潟の気候では、稲があまりエネルギーを消費せず、デンプンがどんどん蓄えられていきます。コシヒカリはデンプンの量が増加することによって食味が増すと言われています。デンプンをたくさん蓄え、元気に実った新潟のコシヒカリは、食味が良く、とても香り高いもっちりとした食感に仕上がります。昼夜の寒暖差が大きい新潟の気候は美味しいお米作りにはなくてはならないものなのです。

新米 新潟県産コシヒカリ5kg - 新潟のおいしいお水専門店

 これは知らなかった・・・お米も人間と同じでエネルギーを蓄えて・使うんですね。

僕は寒暖差が無いほうが元気ですが・・

 

ーお米作りにかける想いー

今や新潟のコシヒカリといえば全国に知れ渡るブランド米だと思いますが、開発当初は順風満帆では無かったそうです。

コシヒカリの開発に携わった方の言葉を見つけました。

「日本人には、うまい米を食べるという伝統がある。しかし、戦中戦後から昭和30年代までは、食糧難で多収を求められる時代。収量が落ちても美味い米を銘柄化したいといったら〝農林省から、米を差別化するとは、何ごとか!〟となじられるのが現実でした。しかし、やがて米は食味・品質で差別化される時代がくるに違いない。来る時代のためには、品質・食味に優れた新潟米を確立する必要があり、それには越南17号は、どうしても切り捨てられない、ぜひ県の奨励品種に、という思いが膨らんでいったのです

 新潟コシヒカリ 成長の軌跡 コシヒカリが、新潟で「米の横綱」として耀きを放つようになったファクター | ごはん彩々(全米販)

このような熱い思いを持った方々により、昭和20~30年代から開発を始め、昭和31年に新潟の奨励品種になったそうです。

周囲の反対を受けつつ、信念を貫いた結果なんですね!食文化を変えるまでの行動力を見習わさせていただきます。

 

新潟のコシヒカリは今もなお、美味しくなり続けています。

例えば、新潟大学が温暖化による猛暑に耐えうる品種(NU1号)を開発したそうです!先人の意思は脈々と受け継がれてますね🙆‍♂️

新潟大学が開発した新品種『コシヒカリ新潟大学NU1号』暑さに強いことを実証した実験結果を報告しました | 研究成果 | ニュース - 新潟大学

 

最後に

美味しい新潟のお米は、地形・気候のメリットを最大限に活かしつつ、品種開発の苦労の積み重ねで出来ているんだと知る事が出来ました。

美味しい!で終わらずに、背景を探ることは楽しいし、より美味しく感じれそうです🙆‍♂️

 

ここまでご覧いただきありがとうございました。

このブログが誰かの・何かのきっかけになればうれしいです。

次回は「かしわざきのブランド米-米山プリンセス-」について書きたいと思っています。先日購入したばかりで、食べるのを楽しみにしています!

 

それでは!